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新素材はいち早く!先端技術を素材からもサポート

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・注目の新素材ファインセラミックス

さまざまな産業からの要望に応えるために、常に新しいものには目を向けていなければなりません。次々と開発される新素材は機械産業の新たな可能性を底上げしているとも言えるでしょう。

パイテックでもそういった新素材に注目し、高精度の加工技術でクライアントの要望にそった製品を製作しているようです。

ファインセラミックスという新素材があります。セラミックスが天然鉱物であるのに対し、ファインセラミックスはさらに高純度に精製した天然原料と人工的な原料を、目的とした性質に応じて調合することで作りあげます。

そもそもセラミックスには耐熱性がありとても硬く、耐食性や電気絶縁性にも優れていることから、耐火物やガラス、セメントなどに加工されてきました。

なかでもファインセラミックスは元来のセラミックスの性質に加え、化学的、光学的、電気・電子的、機械的、生化学的にとても優れた性質と機能を持っています。精密で複雑な工程を経て製造されるセラミックスは、高機能を備えた付加価値の高い製品になります。そのため、昨今では半導体をはじめ、耐摩耗性を利用したモーターシャフトやベアリングなどの製作にも使用されるなど、自動車や産業機械などの分野でも活用されるようになっています。

・高硬度、高強度、高弾性のタングステンカーバイド

タングステンカーバイドは、タングステン原子とカーボン原子を結合させることによって作られます。鋼の約2倍の剛性があり、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇る超硬合金の主原料となるものです。

高温でも高い強度を保て、熱膨張率も低いことから高温環境や高速使用される工具用の原材料としても注目を浴びています。空気中で酸化しないという特徴もあり、使用用途は広がっています。

特性をいかし、ドリルやノズルなどの工具、産業機械の分野では圧延やつや出しなどのロールにも、タングステンカーバイドを使用したものが登場しています。

・パイテックの柔軟性

新素材を使った製品の加工は、製造業全体の新たな課題とも言えます。パイテックではこうこういった最新の素材も、熟練の技術で加工を施してきたそうです。

硬く加工の難しい素材にはダイヤモンドを用いるなど、加工設備もそれに見合ったものを常に追求し続けているようです。

新素材の研究が常に行われている以上、産業機械においてより良い性能やコスト削減のためには、次々と新素材のパーツが開発されていくことも考えられるでしょう。

パイテックが長年の歴史で培ってきた技術は“柔軟性”という大きな原動力になっているともいえるでしょう。職人集団が常に新しいものや、未知の課題に前向きに取り組んでいる様は、共に何かを作り出したいと思う数多くのクライアントの信頼へとつながっているのかもしれません。